侍ジャパン前監督の栗山英樹氏の講演会に行ってきました

今日、東京プリンスであった東京都医師協同組合主催の講演会に行ってきました。侍ジャパン前監督の栗山英樹氏の「侍ジャパンのチームマネジメント論」というお話。栗山さんのお話は、摑みや引きが素晴らしく、楽しく拝聴しました。チームマネジメントというと、経営戦略という観点で捉えられがちですが、聞いている間はあまりそれを意識せず聞いていました。

6人、演壇、テキストの画像のようです

1人、テキストの画像のようです能力とプライドを持ち、それぞれWBCへの思いが異なる選手達1人1人が、どのように同じ方向を向いていったのか。自分が侍ジャパンの一員ではなく、侍ジャパンが自分のチームであるとの認識を持たせるためにどうしたのか。監督自身、自分の右腕となるコーチ陣達から上がってくる、各選手達の状態を細かく把握し、各選手がその日戦えるのかどうかコーチの判断を信じ采配を行ったこと。どうしようかと迷った時にはコーチ達と相談すると、ほぼ皆が同じ意見のことが多いけれど、皆同じことを考えているならそれをそのまま採用しても、それより上には行けないので、自分の責任で最終決断を行ったこと。さらには選手達に仕事をさせるのではなく、仕事をしたいと選手達が思うように持って行くといった、「究極の人たらし」と言える話を、生臭さを感じさせない、普段の栗山監督の口調で語ってくれました。
講演時間は1時間半の予定で聞く前はちょっと長いかなと思っていましたが、時間の経つのも忘れるほどの驚くべき話力で、しかもピタリと11時半に終了し、2重に驚きました。
聴衆は医師協の会員ということで開業されているクリニックや病院の医師が主体ですが、組織の大きさに違いはあれど、皆何か得るものがあったのではないかと感じさせるものがありました。会場出たところに青を基調とした馬の絵で有名なブラジリエの大きなリトグラフが飾られていました。私も好きな作家さんです。写真はガラスの反射が写り込んで今ひとつ。

アート作品のようです
帰りに日本橋老舗デパートに入っているお寿司屋さんでお昼。お好みで握ってもらったはまぐり、蒸しアワビおいしかったです。アワビは外房大原産ということで、K総合病院にいたときは鴨川で上がった漁港直送のアワビや房州エビ(伊勢エビ)、金目をよく食べてなあって、おいしい魚が食べれる鴨川の環境が改めてうらやましかったです。

寿司、刺身、テキストの画像のようです寿司、刺身の画像のようですカウンターには常連さんが座っていて大将と親しげに話していましたが、日本橋のデパート内の鮨屋の常連さんって一体どんな人?って思ってしまいますよね。