AIに思うこと つづき

5月から市の肺がん検診の一次読影始めました。バイトでなくて、自分の勤務先の川崎のクリニックで撮影された分だけですが、週三回、一度に100件以上読みます。PACSのお陰で比較読影は楽ですが流石に100件以上の一気見は疲れます。開業後の検診受注のためのトレーニングを兼ねてやってます。画像診断AIはすでに実用化されていて、結節影の検出は熟練した放射線診断医よりも優れていることが論文でも報告されていることは前回書きましたが現時点ではAIによるセカンドオピニオンという位置付けです。本邦でも胸部X線画像病変検出ソフトウエアである「CXR-AID」は認定されており特定機能病院ではAIの加算が取れますが、まだ一般の医療施設では加算が認められていません。現在の私の勤務先にもまだ入っていません。私が開設するベイフロントクリニック南船橋には「CXR-AID」を導入しますが、早く加算の対象施設を広げて欲しいものです。

 

ところでAIといえば、これもAIです。

勤務先のクリニックから川崎駅までの帰り道に大型商業施設のラゾーナ川崎があり、そこの2階にラボツトカフェがあります。この子(ラボット)達もAIです。実物はかなり大きく、日本語を話す訳ではありませんが、それぞれちがう個性が宿る瞳や声も、人を覚えてなついてくれる頭のよさもAIです。開業してまた単身赴任になったら、一緒に暮らそうかなって思わず考えてしまいそうです。癒やされますよね。